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q128_128任意売却というのは、住宅ローンを返すことができない方への救済手段です。しかし、任意売却を選択せずにそのままにしているとどのようになるのか、今回は紹介をします。

任意売却をしないと?

任意売却というのは、住宅ローンを返すことが出来ずに困ったな、という方が選択する方法です。

自分の意志で住宅を売却してしまい、住宅ローンを数十分の一程度まで圧縮するという方法です。住宅を自分の意志で売却するという形式ですが、場合によっては自宅に住み続けることも可能です。苦しんでいた住宅ローン地獄から解放されて、もとの平穏な暮らしを取り戻すには非常に有効な手段といえます。

しかし、任意売却をしないで、住宅ローンを返済する努力をした場合、理由がどうあれ返済ままならないのであれば、抵当権を設定した担保権者は最終的に裁判所へ競売手続きを申請します。
その結果、住宅の「競売」が始まります。

競売とは?

競売とは、住宅の所有者の意志とは関係なく、その不動産を裁判所が定める金額以上で、一番高い価格で入札をした法人や個人に所有権を移転する裁判所の手続きのことです。

この競売に関しては、メリットが特になく、デメリットの方が多くなっていします。

競売のデメリット

競売を選択してしまった場合のデメリットを紹介していきます。

残るはずのお金が減少

これに関してですが、任意売却の場合は、自身で住宅を売りに出しますので市場価格というもので住宅を販売することが出来ます。しかし、競売に関しては市場価格などは関係なく、裁判所の定める金額以上で一番高い価格で入札した人のものになります。

つまり、市場価格よりも圧倒的に安く買いたたかれるのです。一般的に市場価格の60%から70%程度の価格で取引をされるのです。

落札後の強制退去

任意売却の場合は、自宅の退去時期などをある程度自由に選択をすることが出来ます。例えば新しく住む場所を見つける必要がありますし、荷物を処分したりする必要も出てくると思われます。

しかし、競売の場合は落札が決まったら、強制執行として強制的に自宅を出ていかなければなりません。都合が悪いといっても聞き入れられません。家財道具に関しては強制搬出になります。引っ越し費用も自腹で何とかしてくださいとなります。

競売関係者の視察

競売期間中ですが、まずは執行官の立ち入り調査から始まり、入札参加者の現地調査などがあります。入札参加者もお金を支払うのですからしっかり調査するのは当然です。

そのため、ご近所さんに住宅ローンが払えずに競売に家がかけられたという事実が露見してしまいます。他にも競売物件として書類が裁判所に掲示されますし、新聞紙上にも物件が掲載されます。

一方、任意売却の場合は、普通に家を売るのとプロセスは変わりありませんので、住宅ローンが支払えなかったという事実がばれる心配はないのです。

多額に残る債務額

これは、残るはずのお金が減少にも関係があるのですが、競売にかけられた家はそこまで高く売れませんので、家がなくなり借金しか残らないということになります。

しかも残債務の返済の方法を交渉することができません。

つまり、無担保債権として借金の催促は続くのです……。

まとめ

任意売却という選択をしないと、競売という形で住宅を失う可能性が高くなります。

競売というのは、裁判所が間に入って行われるオークションのようなものですが、自宅の値段は市場価格よりも安く60%から70%で売りに出されてしまいます。しかも、自宅が第三者に落札された場合、裁判所の権限により強制執行として立ち退きをしなければなりません。しかも、引っ越し費用なども出ません。

つまり、競売に関してはデメリットしかないのです。

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